TOPに戻る

恐るべし!広島県安芸高田市川根地区(その2)

岩手日報「とことん住民力」の特集

②地域発案「お好み住宅」 若い世代呼び込む【2006.6.2】

山と清流の風景に溶け込んだ瓦屋根の家々は普通の市営住宅ではない。若い世代の定住を狙った「お好み住宅」だ。

お好み住宅

広島県安芸高田市川根地区の市営住宅は、家賃は月3万円。
設計段階から入居者の要望が反映され、20年後には入居者が安く購入できる。中山間地の公営住宅としては異例の人気で、1999年から16世帯が入居。
さらに7戸の建設が予定されている。
入居には条件がある。義務教育を受ける子どもがいて、20年住む。そして地域づくりに参加する。公募し、住民が面接する。
4年前に家族3人で広島市内から引っ越した寺田祥枝さん(42)は「近所とのつながりが楽しい。空気がきれいで、息子のアレルギーも落ち着いたんです」と田舎暮らしを満喫する。
この施策を提案したのは川根振興協議会、つまり住民だ。過疎と高齢化が進む中、若者の定住策として考えた。今では川根小の全校児童23人の3分の2を占める。

同地区のある旧高宮町は、2004年に周辺6町村で合併し安芸高田市となった。
合併を推進する広島県、そして川根地区のある安芸高田市は、川根をモデルに、集落単位ではなく、学区や大字ごとの慣習として培われた地域の単位での住民自治組織づくりに動き出している。

「知恵を出し、汗をかき、身銭を切る」
これからの時代、待っているだけでは、生き残れません。広島県安芸高田市川根地区の例には、中山間地が生き抜く独創的なアイデアと可能性が秘められています。
北海道も頑張りましょう。