サケ・マス・イトウ・オショロコマ・・・北海道民の偉大な挑戦
北海道は大型魚、淡水魚の宝庫です。
海水ではサケ・マスが産卵のため、この時期遡上をはじめています。
また、川では、かなり限られた流域ですが、幻となった「イトウ」が棲息しています。
しかし、全国からこの魚を目当てに大量の釣り人が訪れ、資源の枯渇がとても心配されています。
そんな中で、道内の各地では、水面管理に知恵を絞り、かつ地元の活性化にも役立てようと様々な取組が行われています。
◆忠類川の取組
知床半島の根元に位置する根室管内標津町の清流「忠類川」の保全と活用に、道内外の専門家の知恵を借りる忠類川流域協議会が2006年3月に発足。忠類川は斜里岳を源流とし、全長35kmの二級河川。サケやマスが上流まで遡上し、自然が色濃く残っていますが、これまでに学術調査が行われたことは少なかったそうです。標津町では、忠類川の魚類や植生、水質などの研究に参加してくれる人に町営宿泊施設などを提供。町営水族館の機材の使用も認めるなど、全面的に支援する方針とのことです。
一方、「忠類川 Web」 は、標津町 ・標津漁業協同組合・標津町商工会・標津町観光協会等からの情報を基に北海道スポーツフィッシング協会「忠類川プロジェクト」が中心となって編集し維持管理しています。非常に充実しています。
保護といいながら太公望に大人気の「釣獲調査」概要(募集要項)
2006 -忠類川釣獲調査参加者募集-
(忠類川サケ・マス有効利用調査採捕従事者募集)
[調査期間]:平成18年8月1日から11月30日まで
[調査休止日]:毎週木曜日は調査休止日とします。
[調査時間]:時期ごとに設定(別途通知)
[場 所]:北海道標津郡標津町忠類川
[対象魚種]:シロサケ・カラフトマス
[釣獲方法]:ルアーフィシング、フライフィシング、餌釣り
[釣獲尾数]:従事者1名につき1日5尾まで(但し遡上促進区域は、2尾まで)
[応募資格]:釣りマナー及び規則を遵守する方(16歳未満の方は保護者同伴に限る)
川に遡上したサケ・マスは水産資源保護法及び北海道内水面漁業調整規則により採捕する事が禁止されております。「釣獲調査」は河川に遡上したサケ・マスを有効利用する可能性を調査するものです。釣り人の皆さんが事前に申し込みをし「採捕従事者」として登録されることにより釣獲調査に参加することができます。
第1次募集 6/ 1~ 7/20 調査承認期間8/1~11/30
第2次募集 7/21~ 8/20 調査承認期間9/1~11/30
第3次募集 8/21~ 9/20 調査承認期間10/1~11/30
第4次募集 9/21~10/20 調査承認期間11/1~11/30
詳しくは、募集要項を参照してください。
◆イトウ保護の取組
イトウ保護連絡協議会は、北海道内の各地域においてイトウの保全に関わっている団体、組織、グループが、情報交換をし、互いに互いの活動をバックアップしあい、時には行動を共にして、北海道のイトウ保護活動に積極的に寄与していこうという、イトウ保護組織の連合体です。
猿払イトウの会|朱鞠内湖淡水漁業協同組合|ソラプチ・イトウの会|別寒辺牛川流域イトウ保護連絡協議会|斜里川を考える会 | 遊楽部川の自然を守る会|オビラメの会|道東のイトウを守る会|釧路自然保護協会|十勝のイトウを守る会
海道とロシア極東にだけ生息するサケ科の大型魚イトウは、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで、最上位の「絶滅危惧1A種」に登録されています。道内生息種では初めて。河川環境の悪化で生息数減少が続き、危機的な現状と環境保全の必要性が国際的に指摘されています。
◆屈斜路湖の漁業資源確保の取組
弟子屈町では、屈斜路湖の有効な資源を全国にPRし、適正な遊漁環境の整備を図るため独自のルール作りを進めていきたい考えですが、現行漁業法では遊漁はあくまでも漁業の余力的要素であることから、遊漁振興を目的とした漁業権の取得、とりわけ漁協等しか取得できない漁業権を地方公共団体が取得するのは極めて困難な状況です。
そこで、弟子屈町では、釧路公立大学地域経済研究センターと共同で、北海道との継続的協議や構造改革特区活用による漁業権取得の方策を検討しています。
構造改革特区第9次提案