函館の市民手づくりのクリスマスツリー
地域住民による市民ツリーの取組(所在:函館市)をご紹介します。
函館山の麓にある学校林の荒廃に心痛める一人の女性から発信された取組です。
森を育てるための枝払いや間伐(かんばつ)作業を市民が行い、手入れで出る間伐材をクリスマスツリーとして函館のまちに飾ろうという発想です。
これに賛同した市民の有志は、平成15年、函館市末広町の高田屋嘉兵衛資料館前に初めてのツリーを設置・点燈しました。
「スギの緑門」という、明治天皇函館巡幸以来の函館の祝事や祭りの際に市民が街角に立てる伝統に発想された森と地域のストーリーです。
私が注目したいのは、港に設置される海外から運ばれたお金をかけたクリスマスツリーとの対比です。
お金をかけて観光ドラマを演出するか、知恵と体と市民の善意で短冊に願いを込めるか、どういう違いがあるかはお分かりですよね。
市民や観光客はお客様か、自らが舞台の一員になるかの違いですね
今、北海道に必要なのは、小さな活動でも、自分達で創意工夫して、社会・地域のいろいろなほころびに意志を示すことでだと思います。
これは、「木育」の理念そのものです。
市民ツリー、今年も継続されることを楽しみにしています。