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2008年06月21日

PAY IT FORWARDの世界

映画「PAY IT FORWARD」を見たことありますか?
私は数年前に見ましたが、世の中が変わるというのはこういうことか、と感動しました。

これからは、人の力とマネージメントの時代です。
先日、北海道長沼町でまおい・グリーンツーリズムを取材してきましたが、この取組はまさに将来に向けた人材投資育成機関といえるでしょう。

今回お世話になった長沼町グリーンツーリズム運営協議会事務局の方々、そして農業者であり会長を務める駒谷会長(農事組合法人駒谷農場)にお話を伺いました。
長沼町では、現在修学旅行生を年間約1,000人受け入ているそうで、町全体の農家民泊のキャパシティも約1,000人の宿泊が可能ということです。

多感な中高校生は、ほんの数日間をここで過ごし、それぞれの農家に宿泊しながら、ふつうの農家の暮らしを肌で感じ、帰る時には涙を流して別れを惜しむそうです。
子ども達は、複雑な家庭事情の中での苦悩や、いまどきの友人関係など、いろいろなことを打ち明けてくるそうで、ホストの農家夫婦や仲間に話を聞いてもらえると、元気をもらっていい顔つきになるそうです。

田舎での、飾らない非日常的体験ゆえになしうる世直しの一歩なのでしょう。

私は、確信しました。
きっとその子達は、10年後、20年後・・・・退職後、その恩を返しに、この町にカムバックしてくるだろうな、と。
そして、この子達こそが田舎の力強い心の応援団になります。

こういう潜在する人材を力にするための受け皿づくりこそが、今の北海道に一番欠けていることだと思います。
思いを持った人たちが、北海道の田舎暮らしを目指して来ていただけるのが楽しみです。


2006年11月26日

「黒松内ぶなの森自然学校」の山村留学制度

来年の春に向けて、自然の素晴らしさを子どもに伝えたい親御さん達に、北海道の中でもかなり充実した山村留学制度をご紹介します。
ご紹介する黒松内町の「黒松内ぶなの森自然学校」(NPO法人ねおす運営)は、自然学校のスタッフが里親となり、地元の学校に留学する制度が特徴です。
山村留学ですが、自然学校留学という言い方もしているようです。

以下に、ホームページからの内容を抜粋して掲載しますので、検討してみてはいかがでしょうか?

北海道黒松内町の山村留学へ来ませんか!

自然学校のスタッフと一緒に生活をしながら、北海道黒松内町立中の川小学校、あるいは町内の他の小学校へ通う山村留学制度です。1年あるいは半年・学期ごとの滞在受入れを行います。

黒松内町は、四季の変化にとんだ海・山・川に囲まれた自然豊かな地域です。主幹産業は酪農業ですが、漁業の町・寿都(すっつ)が隣接し、多様な環境に立地しています。このような地に、子ども達を中長期的に迎え入れ、地域の子ども達、大人達との豊かな人間関係性の中で暮らすことによって、心や体を健やかに育くみます。
小学校と中学校が一緒になった小規模学校。2006年度の在校生は、小学生8名、中学生2名、教職員8名の合計18名
*中ノ川小中学校の閉校が決まりましたので、2007年度からは町立白井川小学校を予定

◆受入方式
・受入団体 黒松内山村留学運営協議会
・事務局 黒松内ぶなの森自然学校
・里親方式 自然学校のスタッフみんなが家族となる山村留学です。 
・受入学校 北海道黒松内町立中の川小中学校
・受入期間 原則4月から1年間。(学期ごとの留学希望は随時相談)
・宿舎 宿泊施設は教職員住宅を改装した2棟続きの住宅で、ぶなの森自然学校代表の高木さん宅と渡り廊下でつながっています。
食事 朝食は高木さん宅、夕食は自然学校のスタッフ全員と自然学校でとります。

◆募集 小学生 若干名
・フリースクールではありませんので、町立の学校に通うことを了解できること
・自らの意思で留学をすること
・周囲との基本的なコミュニケーションがとれる協調性があること

2006年09月02日

中札内村農協が学習塾を開講!

無医村ならぬ、無塾村が編み出したサテライト型の子どもの学習支援環境をご紹介します。
十勝管内中札内村の中札内村農協(山本勝博組合長)は、6月末から組合員の子供を主な対象にした「農協学習塾」を始めています。
村内に民間の学習塾がないため、農繁期の組合員は農作業の合間を縫って約30km離れた帯広市まで子供を送迎しなければならず、送り迎えや高額な授業料など親の負担を解消することが目的だそうです。
塾の名称は、「農協学習塾」
小学校6年生から中学校3年生までを対象に、週に2回、2時間、数学や国語、英語を学ぶことができます。
学び舎は、農協が購入した市街地の民家、講師はこの取組の趣旨に賛同した帯広市内の進学塾からの派遣ということで、子ども達の学習環境の地域格差や、忙しく厳しい農業経営の弱点を補う画期的な連携プレーとして注目されます。
ここで学ぶ子供たちが、村の将来を担う子供たちに育つことを信じたい、という地域の人々の願いが伝わってきますね。
空きがあれば、農協組合員以外の子供も受け入れるということで、子供の学習環境に不安を持つ田舎暮らし志向の都会の方々にとっても耳寄りの情報ではないかと思います。
ちなみに、農協の学習塾経営は道内では他に例がなく、珍しいことだそうですね。
十勝毎日新聞 2006.6.14

2006年07月29日

ボランティアホリデー

ボランティアホリデーは、都市部の方がボランティア活動への参加をしながら地方に滞在するという新しい都市と地方の交流の新しい形として、盛り上がりつつあります。

ボランティアホリデー公式サイト

このサイトは、平成16年度に国土交通省と総務省が実施する平成16年度国土施策創発調査交流人口拡大による地域活力向上のための施策モデル(ボランティアホリデー)構築に関する調査」で作成されたものだそうですが、今後の市町村側の使い方によっては、ブレークするかもしれません。

ここでいう「ボランティア」は、農林漁業手伝い、まちづくり、地域産業支援、福祉、教育、文化・スポーツ、環境保全、地域安全活動、国際協力、子供の健全育成などの幅広い分野での活動だそうで、ボランティアを通して「役に立ちたい」「学びたい」「地域の人と親交を深めたい」という方には、参考になるのではないでしょうか。

ボランティアですから、報酬、旅行費、その他の実費は、原則自分もちです。宿泊などは「要相談」というところがあるので確認しましょう。

北海道からも、阿寒湖で有名な釧路市阿寒町からボランティアのオファーが出されています。
道内の市町村の方々も、外部の方々の頭脳とマンパワーを募って、地元の刺激にしてみてはいかがでしょうか?
阿寒観光協会

2006年07月28日

いいものプロジェクト

「いいものプロジェクト」は、消費者と生産者とがお互いのニーズや体験を共有しながら自分達が納得できる「いいもの」を作っちゃおうという面白い試みです。

主催者の方いわく、
『「みんなでそだてるいいもの」は、商品を見ただけではわからないメリットや買い物の意味を知っていこうよ、という提案です。私たちは商品のその奥にあるものまで知りたいし、自分の買い物の意味を知り納得することによって、応援をしていきたいのです。』

「いいもの」選びに参加するモニターの方々は、「いいものって何だろう?」という日々の疑問から一歩進め、「もっとわかる消費者になりたい」という意欲をお持ちの方々のようです。
権威や専門家にお墨付きをもらうものではなく、例えば食では「今後もお金を払って、自分や家族に食べさせたいと思うものかどうか」の判断を下すような、最も一番厳しい基準づくりをされているのだと思います。

いいものプロジェクトのホームページから、「みんなで育てるいいもの」の仕組みを掲載させていただきます。いいものプロジェクト
いいもの

『選ぶ私たちが幸せになれる商品かどうか』、この一点を追い求めるために、作り手とともに歩もうとする姿勢、見習いたいところです。

宿泊施設や食事や、接待、おもてなしの気持ちが三流といわれる北海道ですが、実は今まで良きパートナーを得ていないだけかもしれない。お客様も文句をぶちまけるだけではなく、少し気長に「育てるツーリズム」を実践し、気付きと意欲のスパイラルアップにお付き合いいただくと、とても愛せる北海道に育っていくかもしれません。

いいものプロジェクトのメンバーが、北海道十勝にも訪れ、自分達の目で生産の現場などを確認されたようです。中札内美術村、想いやりファーム、六花亭を巡るとは、さすがにお目が高い!

2006年07月19日

女性のための田舎暮らしの学びと滞在環境

田舎暮らしを志向したい女性にとっては、非常に魅力的なプログラム、滞在環境がありますのでご紹介します。

新得町の女性専用の町立農学校「レディースファームスクール」
就農をめざす意欲ある女性たちを対象に、全寮制で、1年間近郊の農家で体験学習を重ねるカリキュラムです。そんな研修生を受入れ、家族ぐるみでバックアップしているのが「レディースファーム協議会」。地元の農家17名で結成し、実践に役立つ、生きた技術を指導を行っているそうです。
 また協議会では、研修生と地域の人々が交流できるイベントを企画し、研修生たちに農村の魅力を伝えています。現在までに約30名が研修を修了し、そのうち半数が町に残り農業に従事中ということで驚異的な実績だと思われます。
研修生の一生懸命な姿にふれることで、自分たちもいい刺激を受けるということで、今後も、一人でも多くの女性の夢を実現したいと、協議会のメンバーは意欲を燃やしています。
新得町立レディースファームスクール

鹿追町「ピュアモルトクラブハウス」
最近、将来農業をしたい、鹿追町で働きたいという女性がふえているそうです。
しかしながら最初から待定の農家などで住み込みで研修を始めると、生活習慣の違い、集団生活により少なからず戸惑う事が多いということで、鹿追町では、ある程度農業などの技術、知識を習得し、また、地城社会になじみ将来の仲間づくりができるようなお手伝いとして、ピュアモルトクラブハウスを創設しています。
なんといっても、ホームページで紹介されている滞在環境の素晴らしさに目を見張ります。
ピュアモルトクラブハウス研修生 (産業研修生)募集要項

2006年06月26日

山村留学

山村留学について詳しく説明している素晴らしいサイトがありますのでご紹介します。
島根県大田市の山村留学サイト
以下は、そのホームページからの要約です。お子さんのこれからの教育を考えたい方の参考にしていただければと思います。
山村留学は、1976(昭和51)年に「財団法人育てる会」という組織によって始められた教育実践活動であり、農山漁村の自然と文化と人情を活用した、次代を担う人づくり事業です。
さまざまな体験活動を通して、子どもたちの生きる力を育むことを目的としています。山村留学する子どもたちは、小中学生時代の一時期に親元を離れて農山漁村へ転入し、農家や寮などで生活しながら地域の小中学校へ通学します。中には親子で移り住むものもあります。
山村留学生を受け入れる側の子どもたちにとっては、山村留学生(=一般的には都会の子どもたちであることが多い=)と接しながら一緒に自然体験活動を行うことで、自分の住んでいる地域を見直し、ふるさとを再発見するという大きな効果が期待できます。
 一方で「山村留学」は、「山村留学=過疎地域の零細校対策」、「山村留学=問題を抱えた子どもたちを対象とした療養目的の制度」としてマスコミや教育関係者、子育てに悩む保護者の注目を浴びるようになり、その結果、誤った理解での山村留学も増加したということです。
本来的には、農山漁村の子どもたちも含めた現代に生きる子どもたちのために行われる、農山漁村の自然や文化と人々との交流を活用した「生きる力」を育む教育実践活動=「次代を担う人づくり事業」であり、今後、その重要性は一層高まるものと思われます。
このサイト内に掲載されている北海道内の山村留学先はこちらです。
北海道の山村留学受け入れ先
今後機会があれば、いくつかの山村留学受け入れ先のご紹介もできればと思います。

2006年06月23日

さっぽろ農学校

札幌市が毎年、新規就農や農業体験に関心を持つ市民向けの「さっぽろ農学校」への応募が急増しています。
今年は定員40名に対し、50歳代で、主婦や定年後の第二の人生を農業で、と模索している人を中心に3倍を超える人気ぶりだそうです。
修了生が農業を実践するNPO法人(申請中)「さっぽろ農学校倶楽部」を設立し、市内に5千㎡の土地を借り、野菜などの栽培に取り組んでいます。
読売オンライン
「さっぽろ農学校」は5月に開講し、計18回の講座が予定されています。(今年度分はすでに締め切り済み)
都会である札幌の市民でさえ、農業や酪農、自然体験を日常的に求める時代、田舎暮らしは、「移住」や「滞在」の人気に加え、近郊の「週末農業」も注目を浴びています。
一方で、農地は農業者以外への賃貸・売買に厳しい制限があって、このような関心の高まりに十分応えることができないでいるのも事実です。