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2008年10月01日

『木育の本』北海道新聞社より発売!

木育は、私が以前から気になっている北海道生まれの活動です。
その活動を担っているのが木育ファミリーという民間団体です。

木育ファミリー

このたび、その木育ファミリーの代表を務める煙山泰子さんと、木をテーマとするノンフィクション作家の西川栄明さんの共著による『木育の本』が刊行されました。

『木育の本』の紹介(KEM工房HP)
『木育の本』の購入(北海道新聞社HP)

木育の本

外装もかなりセンスがありますが、本を開いてみると、すっと体にフィットする感じがあります。
きれいな写真がふんだんに使われていて、木にまつわる様々な活動事例が、森や木を身近に暮らしたいと願う人たちには最適なのではないかな~と思います。
かなり癒されます。

「木育」は、木を育てると読みますが、木を通じて心を育てる、というどちらかというと”生活文化”に近いという印象も、これからの環境重視社会にとって一番必要なことだろうと思います。

この活動、平成16年度に北海道庁で生まれ、その当時のメンバーが中心に民間団体として活動を継続しているそうですが、今後の展開も楽しみです。

食育木育も、北海道らしい活動ですので、何かそういうことに関心を持つ人材が北海道に集まってくる、そして、つながるようなパワーまで育ってほしいですよね!
そう言わずとも、すでに実践されている方々も多いはずですが。

2007年11月11日

できた!木育でmyスプーン!

今日は、myスプーンづくりを木育ファミリーが主催するということで、私も出席させてもらいました。
本当にこじんまりとした会でしたので、素晴らしい時間を過ごすことができました。
皆さんもくもくと打ち込んだと言う感じでした!
自分のイメージを木のスプーンに落としこめる喜びは格別でしたね~。

さて、できたスプーンを持って、札幌駅構内の観光情報センター内のソフトクリーム屋さんへ。
さっそくできたてのほやほやのmyスプーンを片手に美味しいソフトクリームを頂きました。
やっぱりいいものですね。木の手作りは。

是非また企画に参加したい!事務局様よろしく!

木育のmyスプーン
私のmyスプーン


木育のmyスプーン2
参加した人たちの作品

2007年10月31日

木のmyスプーンでアイスを食す

北海道と言えば、やはり、アイス、ヨーグルト、バター、チーズ、プリン、ミルクジャムなど、美味しい乳製品ですよね。
当たり前の話ですが、ほんとうに美味しいのですよ。

そして、これらの北海道産の極上の素材でできた乳製品にぴったり合う道具は、というと、実は“木”なのです。木のスプーン、バターナイフ、木のまな板などなど・・・
これは、北海道や岐阜県などの森林豊かな地域では秘かなブームになっています。

北海道大学実験農場

実際、私も木工作家の方が制作した、それらに触れる機会がありましたが、スチールと違って、口ざわりが柔らかくて、冷たさがない。やはり自然素材の力を感じます。

材も種類によりいろいろのようですが、種類を知らない私もいいなあ、と思ったのはエンジュです。
使い込むほどに味が出てくるところが玄人好みされる材だそうで、魔よけにも使われていたとか。

さて、北海道には、木育ファミリー(ホームページはかなりしゃれています!)という、「木とふれあい、木に学び、木と生きる」をモットーに、木のある暮らしをスローに実現していこうとする任意組織があります。
「myスプーン」は、ここが震源地のようです。

首から提げる「myスプーン」、環境用語そして教育用語にもなりつつある「mokuiku」のロゴ入りなんてアイデアで進めていただけるといいですね。
私も問い合わせてみます。

木育(もくいく)という言葉は、北海道で生まれ、全国にひろまっているらしいですよ。
チェック!チェック!

2007年06月03日

升升半升(益々繁盛)!

ある快晴の日和のフリーマーケット、活気に惹かれて立ち寄ったところ、一つの古民具に出会いました。それが写真にある一升枡(いっしょうます)。升(枡)は日本で使われてきた容量の単位で約1.8リットル。お米やお酒の一合(いちごう)の10倍です。
私がそれを手にとって店主に根掘り葉掘り聞いていると、一人のお爺さんから「懐かしいねえ、昔は“益々繁盛”を願って大黒様を枡に入れて飾ったものだ。「用穀一升」の「定(正)」の字が刻印されているから本物だ」と教えてもらいました。さらに金具が回してあるものは高価なものだったそうです。
  皆さんは「二升五合(にしょうごんごう)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは『ますます(升升)繁盛(半升)』や『商売(升倍)繁盛(半升)』を意味するそうで、江戸時代から縁起が良いと商人達にもてはやされ、老舗のお店では店先にこのような札がかけられている所もあるそうです。現代にも通じる江戸の感性は素晴らしい!そして、控え目に宿る記憶を支えているのは、いつも、“木”だということも。まさに、木の文化のレッドデータ(絶滅が危惧される)道具ですね。
一升枡

2007年05月13日

マイ箸を手に入れよう!

札幌は、あんまり知られていない店に結構なクオリティーがある。
だから私は札幌の中心部などにはいかず、東は東1丁目~3,4丁目、南は南9条~中島公園、西は西6丁目~ずーっと円山界隈までの、いわゆる都心周辺を歩く。
今日は、子ども達の食卓に多少のわきまえを!と思い、食卓の友である“箸(はし)”を探しに都心周辺へ出動した。
というのも、この前、以前から紹介している(これから絶対にブームになると思う)『木育』のメンバーから箸の専門店があったはずだ、と聞いたから。
名前は『かけ箸』。
公開秘密結社『あじと』を運営する集団MOKUが運営する建物の2階にある。
しかし、残念ながら我が家が訪れた今日は、『新あじと』の改装部分オープン期間で、お目当ての『かけ箸』は改装中だった。
とても感じの良いスタッフが特別に改装中のお店を見せてくれました。まだまだ一部ということでしたが、道産材、箸の産地・福島の箸を中心に、国産・各国の箸がそろうということで、その一端をディスプレーで見ることができました。素晴らしかった!!
箸、これは環境を考えるための一番身近な道具ですよね。
感心してしますのは、スタッフがそのことを暗にねらいにしながら、これを楽しく、お洒落にアレンジして、少しでも世の中に良いことを浸透させようと考えを練っていること。
この『新あじと』は『チキでき』という名称で、札幌市中央区南11条西7丁目にあります。建物は昭和40年代から50年代に農村から札幌に仕事を求めて大量流入した当時に建設された木造賃貸住宅。
廊下には、一つ一つの工程表が掲げられ、手作りで工事が進められています。
是非たずねてみましょう!
我が家も『かけ箸』がオープンする6月に再度訪問予定。

2007年03月18日

木のソムリエのいる銘木店『木心庵』

会社の先輩から以前から聞いていた木材の総合商社に行ってきました。
総合商社というのは大げさですが、これはかなりお勧めの銘木店です。
おじさんも親身にお目当ての材を探してくれるんです。“木のソムリエ”という感じです。

今日ご紹介するのは、
株式会社河野銘木店が運営する『木心庵』です。
木心庵

木心庵の中

1本の木を買って、家づくりのいろいろな所に活用をするとか、子どものために、自分のために使い勝手の良い、長持ちする宝のようなテーブルを作るとか、フィトンチット一杯の風呂場を作るとか、木を使ってこだわりのライフスタイルを!と考えても、「どこに行けばいいのか・・・」、「誰に教えてもらえばいいのか・・・」とホームセンターに行くのが関の山のもの。

しかし、今日訪れた『木心庵』は、その悩みをすべて解消してくれます。
圧倒される木材のバリエーションなんです。
中には、1,260万円と値が付いている欅(ケヤキ)の1枚板も。これは相当立派で、「持っているだけで価値がさらに上がっていく」のだそうです。
色々な樹種、形、大きさ、色合い、風合い、香りが取り揃えてあるだけに、半日いても全く飽きないのです。

ホームページも開設していますが、WEBに紹介されている材なんて比にならない材がありますので、日本全国遠くても、一度は訪れる価値ありです。
しかし、あれだけの材をよく集めて、さらに管理し、さらにどんなに小さなものまでも値が付けて管理しているのには驚かされました!

価値観が多様化している時代、イメージを伝えてわがままを聞いてくれるこういう商売がもっともっとブレークしてもいいですよね。
田舎暮らしのお供に、皆さんも必見ですよ。

あー楽しかった。

2006年12月31日

木蔭プログラム(カリフォルニア州サクラメント)

北海道は自然豊かといわれる割に、どの町も市街地景観の緑の潤いはまだまだという感じです。
こういう景観の品疎さは、日常的な子どもの“まちづくり観”にも影響するため、率先して取り組むべきですが、なかなか予算や世論の後押しがないというのが実態でしょう。
そこで、環境対策と融合させて、市街地の緑を増やす取組みが紹介されているサイトを発見しましたので、ご紹介したいと思います。

「木の情報発信基地」
(産経新聞2006/7/13からの引用です。)

緑が多いことで知られる、米・カルフォルニア州の州都、サクラメントでは、通りを歩くとカエデなどの落葉樹が木陰をつくっている。
サクラメント電力公社(SUMD)は1989年にトラブルが続いた原子力発電所の存廃の是非を問う住民投票の決定を受け、原発を閉鎖した。
これにより自社によるエネルギー供給能力の半分を失ったが、電力を外部から契約購入し、当面の配電に支障を来たすことはない。
しかし購入電力は割高なこともあり、電源を新規に確保せざるおえなくなった。そこで省エネは発電と同じだと考え、1990年から非営利法人のサクラメント樹木財団と協力し、10年間で100万本を植樹する「シェイド・ツリー(木陰)プログラム」に乗り出した。
サクラメント樹木団体は素人でも成木に育てられるように植樹指導にもあたっている。これまでに13万人が参加して38万本が植樹され、05年一年間で公的機関の分も合せると880万キロワットを節電した。
また真夏の電力需要ピーク時に電力供給が逼迫した時には、遠隔操作で特別割引契約者のエアコンを停止するプログラムも実施している。
1984年より太陽光発電に取り組んでおり、設置している太陽光パネルの発電量は3900キロワットである。太陽光発電をはじめとする「グリーン・エネルギー」の利用者は3万2000人にのぼり、月々の電力料金に上乗せして支払う額に応じて供給するというプランもある。
SMUDの総電力に占める再生可能エネルギーの比率は約12パーセントだが、11年には20パーセントまで引き上げる計画だ。
カルフォルニア州では00年から翌年にかけて停電が頻発していたが、SUMDが電力を供給する地域では、比較的軽い被害で済んでいる。これは再生可能エネルギーへの電源多角化が進んでいたことや、自由市場から電力を調達する義務がなかった事が背景にあったという。

2006年11月23日

函館の市民手づくりのクリスマスツリー

地域住民による市民ツリーの取組(所在:函館市)をご紹介します。
函館山の麓にある学校林の荒廃に心痛める一人の女性から発信された取組です。

森を育てるための枝払いや間伐(かんばつ)作業を市民が行い、手入れで出る間伐材をクリスマスツリーとして函館のまちに飾ろうという発想です。

これに賛同した市民の有志は、平成15年、函館市末広町の高田屋嘉兵衛資料館前に初めてのツリーを設置・点燈しました。

「スギの緑門」という、明治天皇函館巡幸以来の函館の祝事や祭りの際に市民が街角に立てる伝統に発想された森と地域のストーリーです。

函館市民ツリー

私が注目したいのは、港に設置される海外から運ばれたお金をかけたクリスマスツリーとの対比です。
お金をかけて観光ドラマを演出するか、知恵と体と市民の善意で短冊に願いを込めるか、どういう違いがあるかはお分かりですよね。
市民や観光客はお客様か、自らが舞台の一員になるかの違いですね

今、北海道に必要なのは、小さな活動でも、自分達で創意工夫して、社会・地域のいろいろなほころびに意志を示すことでだと思います。
これは、「木育」の理念そのものです。

市民ツリー、今年も継続されることを楽しみにしています。

2006年11月10日

北海道の木育(もくいく)

『木育(もくいく)』は、平成16年度に、北海道が呼びかけを行った『木育推進プロジェクトチーム』により生み出された概念です。

「木とふれあい、木に学び、木と生きる」。

そのねらいは子どもの頃からの“森林や木を活用した生きる力の再生”にあります。
生きる力という面では、『食育』や『スローフード』と通じ、プロジェクトのお披露目の場でも、リーダーを務められた北海道環境財団理事長の辻井達一氏は、「食育があるのだから木育があっていい。そんなにたいそうなことをやろうとしているわけではなく、ごく自然なかたちで自分達の身近にある森林や木材と暮らしとのつながりを見直すことが大切。」と言っています。
この肩肘を張らない普段着感が良いと思います。

北海道庁では、昨年からこの木育の普及のため、全道に「木育ランド」という室内の大型木製遊具を展開する身近に木に触れ合える場と機会をつくり、多くの入場者を得ています。
小さい子どもを持つ親や祖父母にとって、非常に魅力的な取組なのだと思います。

また、北海道の『木育』の大きな特徴は、概念の組み立てそのものに民間人が多数参加していることです。この民間人の関わりが、その後の展開を加速させる重要な要素となっています。
全国区の会議への参加や、自らの活動の実践、普及活動など、ほとんど手弁当での活動ながら、北海道から提唱した意義が十分に読み取れる活動ばかりです。
例えば・・・・
★KEM工房のホームページ 作品もかわいいですし、NEWSにも注目です。主宰の煙山さんは、全国の森づくりや木使いに熱心な地域から招待され、木育プログラムを数多く提供し、熱心に普及しておられます。
★NPO法人ねおすのホームページ 全国的にも有名な自然を活用した遊びと教育プログラムが充実した活動団体です。この団体を卒業した人たちが全道で新たな活動を起こす好循環を生み出しています。

『木育』は、確かに森林や木との関わりがメインとなる概念ですが、その本質は、人の気持ちや物の見えない価値、そして自分達が生きる環境への愛着、それらを多様な取組のストーリーの中から発見し、つむぎ合わせる営みのことだと思います。

以前に紹介した旭川大学と東川町で実践されている「君の椅子プロジェクト」や、熊本県小国町の学校の机の天板を卒業証書にしようという試みは、そのストーリー性を持った文化創出の取組といえます。
企業の営みでも行政の営みでも実現できない文化づくり、北海道では、これを継承する前例にない仕組みづくりに着手しているという噂もあります。

私も非常に注目する『木育』、これからどのような展開を見せるのか、楽しみがつきません。